日本やアメリカ代表を含むパリ五輪出場国が、本番前に直接対決!【大会前エキシビションマッチ一覧】<DUNKSHOOT>

パリ五輪の開幕まで残り約1か月。バスケットボール男子日本代表は6月22日と23日に北海道でオーストラリア代表と強化試合2連戦を戦ったが、この試合は両チームともにNBA選手は不在だった。これはNBAの労使協定による“28日ルール”(国際大会前の代表活動可能日数)のためで、各国のNBA組が合流できるのは6月28日からになる。

7月に入ればNBA選手たちの制限がなくなるため、“ドリームチーム”で挑むアメリカ代表をはじめ、五輪出場国はトレーニングキャンプで一気にチームを仕上げていく。特に本番約2週間前の7月10日頃からは、出場国同士でも積極的にエキシビションマッチが組まれている。

現状で明らかになっている、パリ五輪出場国の大会前の試合予定は以下の通りだ(日付は現地時間)。

■グループA

<オーストラリア>
7月2日、4日 vs中国
7月15日 vsアメリカ
7月16日 vsセルビア
7月21日 vsフランス

<カナダ>
7月10日 vsアメリカ
7月19日 vsフランス

※グループ内残りの2枠は7月2~7日の世界最終予選で決定(ギリシャ会場、スペイン会場)

■グループB

<フランス>
7月3日 vsトルコ
7月6日、8日 vsドイツ
7月12日 vsセルビア
7月19日 vsカナダ
7月21日 vsオーストラリア

<ドイツ>
7月6日、8日 vsフランス
7月19日 vs日本
7月22日 vsアメリカ

<日本>
7月5日、7日 vs韓国
7月19日 vsドイツ

※グループ内残りの1枠は7月2~7日の世界最終予選で決定(ラトビア会場)

■グループC

<セルビア>
7月12日 vsフランス
7月16日 vsオーストラリア
7月17日 vsアメリカ

<南スーダン>
7月18日 vsイギリス
7月20日 vsアメリカ

<アメリカ>
7月10日 vsカナダ
7月15日 vsオーストラリア
7月17日 vsセルビア
7月20日 vs南スーダン
7月22日 vsドイツ

※グループ内残りの1枠は7月2~7日の世界最終予選で決定(プエルトリコ会場)
男子バスケットボール競技の開幕は、パリ五輪開会式翌日の7月27日。予選ラウンド第2戦で日本が対戦する地元のフランスは、最も多い6試合を大会前に行なう予定だ。6日と8日には予選ラウンド第3戦で戦うドイツと、互いのホームで1試合ずつ手合わせする。その後もホームにセルビア、カナダ、オーストラリアを迎え、万全の体制を整えて本番に備える。

日本は7月5日と7日に国内で最後の強化試合を行なったあと、欧州へ出立。大会8日前の19日には初戦の相手であるドイツと敵地(ウーバー・アリーナ@ベルリン)で試合が組まれている。ここで最後の調整をして、決戦に臨むと見られる。

五輪5連覇を狙う注目のアメリカ代表は、7月6日にラスベガスでトレーニングキャンプを始動させ、10日に同地でカナダとエキシビションマッチを実施。その後アブダビに飛び、オーストラリア、五輪初戦で激突するセルビアと試合後、ロンドンに移動し予選ラウンド同組の南スーダン、ドイツと最終調整を行なう予定となっている。

各国とも、本番に向けて手の内を見せるとは考えにくいが、その時点の仕上がりや調子を見定める試金石にはなる。出場メンバーや結果など、日本以外の動向も注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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