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鳥取県三朝町で、「清流の歌姫」と呼ばれる“カジカガエル”の生息地を守るための植樹活動が行われました。
三朝町の神倉地区であった23日の植樹活動には、県内外から約40人が集まり、1本1本丁寧に苗木を植えていきました。これは三朝温泉街を流れる三徳川の清流を保とうと、地元のカジカガエルの保存研究会などが2012年から続けている活動で、全国で環境保全活動を行う大手自動車メーカーのトヨタ自動車も支援しています。
参加者は、まずカジカガエルの生態について学んだ後、三徳川の上流域に移動し、ミズナラやクヌギなどの苗木を100本植えました。
保存研究会によると、三徳川流域では一時、カジカガエルの生息数が減少しましたが、こうした活動の成果もあって徐々に回復しているということです。
参加者:
意外と土が固くて、だからこそ意味があるのかなと頑張っています。守れることに少しでもお手伝いが出来たら良いなと思います。
小学生の参加者:
虫みたいだけど、鳴き声がきれいだと思いました。カジカガエルがもっと増えれば良いなと思います。
三朝温泉かじか蛙保存研究会・塩谷俊樹事務局長:
一時はカジカガエルの声が聞こえない時期もありましたけど、三朝町の広い範囲でカジカガエルの声をこの時期に聴くことが出来ます。カジカガエルが鳴く声は、繁殖のときにオスがメスを呼ぶ声なので、カジカガエルが増えていくことだと思います。川がきれいになってきたと思います。
保存研究会は、カジカガエルの生息環境を守る取り組みを続けたいとしています。