中国外交部「台湾問題は中米関係の越えてはならないレッドライン」

中国外交部「台湾問題は中米関係の越えてはならないレッドライン」

24日、記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信) 

 【新華社北京6月24日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は24日の記者会見で、同部が21日に発表した米防衛大手ロッキード・マーチンの関連企業と幹部に対する制裁措置に関する質問に、台湾問題は中米関係の越えてはならない最初のレッドラインであり、いかなる国家、組織、個人も台湾問題で一線を越えても代償を払わずに済むと妄想すべきでないと強調した。

 毛報道官は次のように述べた。米国の中国台湾地区への武器売却は「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケへの重大な違反であり、中国の内政に深刻に干渉し、中国の主権と領土の一体性を著しく損なっている。中国は法に基づき、台湾への武器売却に関与した企業と幹部に制裁措置を講じた。

 台湾問題は中国の核心的利益中の核心であり、中米関係の越えてはならない最初のレッドラインである。いかなる国家、組織、個人も中国政府と人民の国家の主権と領土の一体性を守る強固な決意、確固たる意志、強大な能力を過小評価してはならず、台湾問題で一線を越えても代償を払わずに済むと妄想すべきでない。

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