「北九州記念・G3」(30日、小倉)
いよいよ競馬も夏本番。秋のビッグタイトルに向け、快速自慢のスプリンターが小倉に集結するなか、連勝で重賞初制覇を狙うのがエイシンスポッターだ。前走の安土城Sでは自慢の末脚で1年ぶりの勝利をマーク。後方一気が持ち味だけに小倉開幕週の馬場は不利かもしれないが、そんなの関係ないとばかりに豪脚で他馬を圧倒する。一方、データからは3歳牝馬のナナオを中心視する。
▼傾向(過去10年)
06年からサマースプリントシリーズに組み込まれ、距離が芝1800メートル→1200メートルに変更された。
▼人気
1番人気〈0.4・1.5〉
2番人気〈1.0・1.8〉
3番人気〈1.2・1.6〉
4番人気〈0.2・1.7〉
5番人気〈2.0・1.7〉
上位人気馬の信頼度はかなり低い。
▼性齢
3歳馬〈1.1・2.17〉
4歳馬〈3.2・3.16〉
5歳馬〈2.7・1.42〉
6歳馬〈3.0・4.39〉
7歳以上〈1.0・0.29〉
各世代から勝ち馬が出ている。牝馬は〈6.6・6.59〉と大活躍。
▼ステップ
重賞〈7.7・7.88〉
OP競走〈2.2・3.44〉
準OP〈1.2・0.13〉
勝ち馬9頭が芝1000メートルか1200メートルのオープン競走、重賞から参戦。同全頭が中2~6週のローテだった。
▼前走内容
勝ち馬8頭が5着以内かつ、負けても0秒6差以内だった。また、同9頭が7番人気以内だった。
▼ハンデ
トップハンデは⑩⑩②③【1】⑥【1】⑤⑰⑥着(同ハンデの場合は先着馬が対象)。勝ち馬7頭が55キロ以下だった。(斤量改訂のため対象は56キロ以下)
▼重賞実績
勝ち馬7頭に3着以内があった。
▼決め手
逃 げ〈1.1・1.7〉
先 行〈4.5・2.29〉
差 し〈4.3・4.62〉
追 込〈1.1・2.45〉
勝ち馬8頭が前走の4角(直線競馬出走馬は残り3F地点)を6番手以内で通過するか、最速上がりをマークしていた。
▼注目馬 減点なしはナナオとペアポルックスの2頭だが、過去10年で6勝をマークする牝馬が優勢とみて、ナナオを注目馬に推奨する。(記録室)
小栗師「ジョッキーに感触をつかんでもらいました。体幹がしっかりしていて、動きも良かったです。満足のいく時計でしたね。前走は初めての高速馬場で心配していましたが、持ち時計を詰めてくれて収穫のある内容でした」
〈1週前診断〉和田竜を背に栗東DPで併せ馬を行い、6F81秒6-36秒7-11秒0(仕掛け)をマーク。内の僚馬ナイトスラッガー(3歳1勝クラス)と併入した。鞍上が促すとしっかり反応できており、状態は高いレベルで安定している