創業92年、神戸『フロイン堂』。孫が加わり三世代で作る、手ごね食パン。

神戸・岡本の『フロイン堂』は今年で創業92年になる老舗のパン屋だ。91歳になる二代目の竹内義之さんと、その息子で三代目の隆さん、孫で四代目の陸人さんも加わって、三世代でずっと変わらない味の食パンを作り続けている。

朝の7時からパン作りはスタート。三人で手際よく、レンガ窯のタイムスケジュールを考えながら効率よく様々なパンを作っていく。

初代から受け継がれた製法で、生地は手ごね。今、その重大な役目を担当しているのは孫の陸人さんだ。カレーパンやあんドーナツなど、揚げパン担当は三代目の奥様、篤子さん。家族みんなで協力してできたパンが今日も表に並んでいく。

3つの山になった食パンは、山の部分はパリッとしていて、中はしっとり。朝9時からその日の分の電話予約がスタートして、食パンが焼き上がるのは13時頃。予約はマストだ。

レンガ窯で3人にしか焼けない味をぜひ。

『フロイン堂』

住所/兵庫県神戸市東灘区岡本1-11-23

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

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