「汎用性がありすぎる」 非常食の袋を再利用 警視庁のアイデアに称賛の声

お湯を注ぐだけで食べられる非常用保存食(写真はイメージ)【写真:写真AC】

梅雨から盛夏にかけては、大雨による災害が増加します。そのため日頃から防災に役立つ知識を備えておくといいでしょう。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、非常食のパッケージを再利用するライフハックを紹介。物資が不足する災害時に役立ちそうです。

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役立つアイデアに「災害時はものの使い方を考えなきゃいかんな」の声

災害用備蓄食品のなかには、お湯を注ぐだけでパスタやごはんが食べられるスタンディングパウチ型のものがあります。このパウチは、耐熱性があり、袋の底が平らになって自立するタイプが一般的です。同課のX担当者さんはそうした特性を活かせば、「物が不足している場面で洗って再利用できます」とアドバイスしています。

「耐熱性があり自立するので大半のインスタント食品が作れるほか、密閉できて中身も見えないので、一時的な保存袋やサニタリー袋の代わりにもなります」と紹介した投稿では、写真を添えて活用法を説明しています。

○インスタント袋麺の作り方

1. 麺を細かく割って、粉末スープとともにスタンディングパウチに入れる
2. 熱湯を注いで上部のチャックを閉める
3. 約15分で完成

再利用でも袋は自立した状態で使用でき、麺だけでなく粉末スープやインスタントみそ汁も作ることができるそう。また、「一時的な赤ちゃんの使用後のおむつ入れにも」活用できるといいます。ただし、廃棄する際はしっかり分別しましょう。

災害時に役立つライフハックに、リプライ(返信)や引用リポストには「汎用性がありすぎるので、何が入ってるのか書いておくレーベルとかマジックペンとかも必携ですね!」「災害時は物の使い方を考えなきゃいかんな」「また食べ物を入れるのには衛生面で悩んじゃうけど、何か小分けにするのに使うのは良きだね」「普段使いのものでも、けっこうこういうのあるな いろいろ用途が浮かんだ」などの声が寄せられています。

非常時はさまざまなものが不足したり、手軽にゴミを捨てられなかったりする状況も考えられます。もしもの際には、あるものを上手に活用したいですね。

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