米KKR、新旗艦ファンドで200億ドル調達目指す

Echo Wang

[24日 ロイター] - 米投資会社KKRは現在、新たな北米プライベートエクイティ旗艦ファンド「ノース・アメリカ・ファンドXIV」を立ち上げ、投資家から約200億ドルを募っている。複数の消息筋が明らかにした。

前身の同規模のファンドを組成してから、新規ファンドの立ち上げは3年ぶり。

KKRは今月に入って投資家へのマーケティングを開始。内部収益率(IRR)は少なくとも正味10%台後半を目指す。

買収ファンドを巡っては現在、高金利によって資金調達や買収した企業の他社への売却が厳しさを増しており、一部の投資家はこうしたファンドへの資金提供を渋っている。今回の資金調達は、投資家がKKRの最近の投資成績をどう判断しているかを測る試金石となりそうだ。

KKRはコメントを控えた。

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