長崎市野母町の長崎のもざき恐竜パークで23日、「野母崎たこ祭り」が開かれた。メインイベントの地元産タコのつかみ取り大会では、水槽で逃げ回るタコに子どもたちが腕を伸ばし、悪戦苦闘する姿が見られた。
野母崎地区は、入り組んだ地形で、餌が豊富なことなどからタコの身が甘くておいしいのが特徴。地元産タコの魅力を広めようと、地元の漁協組合や有志らでつくる実行委員会が2022年から開き3回目。
子どもたちは、手をすり抜けたり、腕に絡み付いたりするタコに苦戦。悲鳴や歓声を上げながら、ようやくつかみ取った。
食育にもつなげようと、子どもたちは、タコを塩でもんだりゆでたりする下処理を体験し、持ち帰った。たこ焼きの屋台なども並び、家族連れらでにぎわった。
島原市立大三東小2年の早稲田琥太郎さん(8)は「思ったよりヌメヌメしてて難しかった。刺し身とかたこ焼きにして食べたい」とうれしそうに話した。
“ヌメヌメ”タコに苦戦 長崎 野母崎で「祭り」
- Published
- 2024/06/25 11:00 (JST)
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