左党うれしや…一升瓶抱えて眠る幸せ 人気4銘柄焼酎の抱き枕発売 ゲーセン運営の大見商事

全長80センチのメガジャンボ一升瓶抱き枕=24日、鹿児島市照国町の大見商事

 ゲームセンターなどを運営する大見商事(鹿児島市)が、全長80センチ、底面直径24センチの「メガジャンボ一升瓶抱き枕」を開発した。「黒伊佐錦」「さつま島美人」「さつま白波」「三岳」の4銘柄。地元酒造メーカーを応援しようと企画し、売り上げの一部は酒造メーカーに寄付する。1個6600円(送料込み)。

 ポリエステルを加工し抱き心地が良く、クッションとしても利用できる。2023年8月、クレーンゲームの景品として開発した全長55センチの焼酎抱き枕が好評だったことを受け、「映え」を意識しさらに大きなサイズを目指した。4メーカーの監修で、細部まで本物そっくりにこだわった。

 若者の焼酎離れをはじめ、サツマイモ基腐(もとぐされ)病による原材料不足などの影響もあり、焼酎業界は苦境に立たされている。大見商事の仲宗根剛社長(52)は「交流サイト(SNS)で拡散したり店頭に飾ったりして、多くの人が焼酎に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。

 応援購入サイト「Makuake(マクアケ)」で7月30日まで注文を受け付け、その後順次届ける。

人気の4銘柄がそろった全長80センチのメガジャンボ一升瓶抱き枕=24日、鹿児島市照国町の大見商事
全長80センチのメガジャンボ一升瓶抱き枕=24日、鹿児島市照国町の大見商事

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