飼い主が座ったり寝ている場所からほんのちょっと離れてまた戻ってきたときに、愛犬がその場所に移動していたという経験はありませんか？

人側からしてみると場所を奪われたようにも感じてしまうこの犬の行動ですが、このとき、犬はなぜ飼い主のいた場所に移動しようとするのでしょうか。

「犬が飼い主のいた場所に移動したがる理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。

犬は人のいた場所を陣取るような行動をすることがある

引用元：いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――飼い主がちょっと席を外したすきに、その場所に移動して座ったり寝たりする犬もいるようです。犬はどのような理由でこういった行動をみせるのでしょうか？

山口先生：
「飼い主さんがいた場所に犬が移動するという行動にはたとえば、

などの理由が考えられます」

飼い主がいた場所に犬が移動していた場合の接し方

引用元：いぬのきもち投稿写真ギャラリー

――飼い主が席を外して戻ってきたら犬がそこに移動していたという場合、愛犬に対してどのように接するとよいのでしょうか？

山口先生：
「飼い主さんがその場所を使いたい場合は優しく声をかけて犬に移動をしてもらうとよいでしょう。飼い主さんが気にならないという場合は、そのままその場所を使わせてあげてはいかがでしょうか。

人のいた場所に移動することが犬の注目引きのきっかけになっている場合は、愛犬に視線を移さずに別の場所に移動して、何事もなかったようにふるまうとよいです」

「あれ？ 愛犬に場所をとられたかも？ 」と感じたときの参考にしてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください