橋本絵莉子 自分が思う天才として、漫画家の矢沢あいを紹介「あのね、あのね、」 代表作・『天使なんかじゃない』への愛が止まらない

東野幸治と又吉直樹がMCを務める単発バラエティー『10人の天才』が20日に放送された。宇宙飛行士の野口聡一、元チャットモンチーのボーカルで、現在はシンガーソングライターとして活躍する橋本絵莉子をゲストに、2人が天才だと思う10人について深堀りした。

宮﨑駿をはじめ、自身も表現者だからこそのラインナップで、クリエイターを多く挙げた橋本。少女漫画雑誌『りぼん』が好きといい、その中でも漫画家の矢沢あいを天才として挙げた。「『天使なんかじゃない』に出会って、大好きで今もずっと何回も読んでいます」というほどのファンなのだとか。シリーズ発行1000万部を超える、高校生たちの青春を描いた、少女漫画の金字塔ともいえる作品で、又吉が「どういうところがすごいんですか?」と聞けば、「あのね、あのね、あのぉ」と言葉があふれて選べないといった様子を見せた。

橋本は、主人公・冴島翠をはじめとする登場人物の魅力をあげ、熱弁。そして、印象的なシーンとして、何事にも素直な主人公の翠に、いつもクールなキャラの麻宮裕子(マミリン)が言った、「あたしは冴島翠みたいになりたい」というセリフを、一言一句、間違えずに紹介。これは、冴島翠の良さにマミリンが気づいたシーンだといい、自身も「冴島翠になりたいと思っていた」と、橋本は明かした。

そこで東野が、作家としても活動する又吉にも「漫画とか読んで、自分の作品に蓄積することとかはあるの?」と質問。又吉は、そういうことはあるとした上で、橋本の漫画愛を聞きながら「自分はこういうところアカンなって」思ったところがあると話し始めた。

又吉は「僕サッカーやってたんで好きで見てた」と『キャプテン翼』を読んでいた際に思ったことを紹介。主人公・翼が全国大会に出たエピソードを読んでいて、「翼にドリブルでかわされていく、名もない選手いるじゃないですか。でもあいつら全国出てるんすよ」と話し、「小学校の時の僕、全国(大会)出てないんですよ」「名前ないやつの方が俺より上手いんやと思って…」「そう読んじゃってたんですよ」というと、ゲストの橋本も思わず噴き出した。東野にも「悲しく読むな」「岬(太郎)と思って読んどけ」とツッコまれ、笑いを誘った。

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