「一人でも帰国させることが必要」拉致被害者・地村保志さんが若手警察職員に訴える【福井】

小浜警察署で24日、北朝鮮による拉致被害者の地村保志さんが講演し、若手署員らが 拉致問題への理解を深めました。

講演は、拉致問題の風化を防ぎ署員の理解を深めようと、小浜警察署が地村さんの協力を得て初めて開きました。講演は非公開で開かれ、小浜署員や県警本部の職員ら70人を前に、地村さんが拉致された当時の状況などについて語ったということです。

講演を聞いた若手職員たちは「拉致被害者本人の気持ちや緊張感を感じることができた」「拉致問題の重大性や北朝鮮の脅威について再認識した」などと話していました。

講演後の会見で地村さんは「政府認定か特定失踪者かは関係なしに、拉致された人を一人でも帰国させることが必要だ」と強調しました。

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