“撮り鉄”対応に尽力 「特急やくも」沿線住民らにJRが感謝状贈呈 新型やくもデビュー・381系車両の引退でファン殺到 私有地に勝手に入るなどトラブルも…

鳥取県日野町のJR伯備線沿線で、鉄道写真愛好家、いわゆる「撮り鉄」への対応など列車の安全運行に貢献したとして、沿線の自治会や警察、町などにJR西日本から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、鳥取県日野町内の自治会や住民、町や警察など、9つの個人や団体です。

381系・旧型やくもの引退や新型やくものデビューなどで、伯備線沿線には大勢の鉄道ファンが殺到。
私有地に勝手に入るなどのトラブルも起き、一部ファンのマナーが問題となっていました。

そこで、住民らは看板の設置や撮り鉄専用駐車場の土地提供、声かけを行うなど、安全運行に協力してきました。

津地自治会 佐野秀樹 代表
「これまでの色々やってきたかいがあったのかなというふうに思っています。」

美しい伯備線に出会う町の会 久城雅文 代表
「数々の先輩方、活動されてきたっていうのもあまりフォーカスされてませんけれどもそういうことがやはりベースになっています。地域全体でいただいた賞だというふうに思っています。」

JR西日本中国統括本部 駅業務部 青木豊太 部長
「おもてなしの心と、それから何とか一緒にやっていこうという前向きさに、本当に感動しまして。何とか直接ありがとうの気持ちをお伝えしたいってことで、この場を設定させていただきました」

JR西日本では、今後も地域住民と協力しながら沿線の振興に貢献していきたいということです。

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