【速報】自公党首が電気ガス代支援復活「必要な対策」だと確認 与党で詳細を詰め週内に緊急要望へ 財源は予備費を活用

岸田首相は25日、官邸で公明党の山口代表と会談し、岸田首相が21日に表明した電気ガス料金の補助を復活する「酷暑乗り切り緊急支援」などについて意見交換した。

会談後、山口代表は「今年の夏は酷暑が続く予想なので、熱中症を避けるエアコン使用が大切だ。電気ガス代の軽減はこの夏の特殊な状況を乗り切るために必要な対策だ」と指摘した上で「電気代がかさむことに対応する緊急の措置という考え方で実施することになった。与党として今週中できるだけ早く考えを整理して緊急要望したい」と述べた。財源については今年度予算の予備費を充てるという。

山口代表はまた、「岸田首相から第2弾として秋に年金生活者、低所得者、価格転嫁のしにくい中小企業の多い地方への支援を行うことなどを含めた経済対策を策定したいという話があった。賃金上昇の恩恵の及ばない方への対策が必要で、岸田政権のもとで方向性を決めておくことが重要だという話だった」と明かした。

さらに会談では、政治とカネの問題をめぐり、政策活動費など政治資金を監視する第三者機関の設置を急ぐことでも一致した。

山口代表は今回の会談について「先週末の総理の会見は一方的に総理が伝えてきた、あるいは発表されたというものだから、与党に検討を促すということもその時おっしゃっているので、与党の側としてしっかり総理の方針を承った上で、政調と呼吸を合わせながら、緊急に取り組めるようにする、政府与党の意思疎通をしっかり確認するということが重要だ」と強調した。

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