大谷翔平が8試合連続打点で日本選手最長更新 4試合連続アーチならずも9回に犠飛で追加点

大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は24日(日本時間25日)に敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場し、3打数無安打1打点、1四球で自身初の4試合連続本塁打はならなかった。打率3割1分8厘。チームは3―0で勝ち、2連勝した。

敵地ファンからも歓声が上がったのは2点リードの9回一死三塁だった。マウンドは5番手の右腕コペック。昨年6月27日に一発を放っている。その初球、外角高めの90・5マイル(約145・6キロ)のカットボールにバットを跳ね上げた。角度37度、打球速度96・9マイル(約155・9キロ)で左中間に高々と打ち上げたが伸びはなく、中犠飛だった。4試合連続アーチとはいかなかったが、チームにとっては貴重な追加点。日本選手最長を更新する8試合連続打点で58打点とした。トップのオズナ(ブレーブス)とボーム(フィリーズ)と6点差に接近した。

相手先発は左腕クロシェット。ア・リーグトップの124奪三振、メジャートップの奪三振率12・59を誇る難敵だ。3度対戦するも完敗だった。

初回先頭はフォーシーム4球でカウント2―2からの5球目、内角高めの91・2マイル(約146・8キロ)のカットボールに空振り三振。3回一死無走者は1ストライクからの2球目、外角低めのスライダーを打たされて遊ゴロに倒れた。5回二死無走者はカウント1―2からの4球目、内角の98・9マイル(約159・2キロ)のフォーシームに見逃し三振。変化球待ちだったのか反応できなかった。

2点を先制した7回二死二塁は3番手の左腕バンクスからストレートの四球だった。

0―0の7回に先頭ロハスが左翼線二塁打。一死三塁でK・ヘルナンデスが左翼線を破る適時二塁打、さらに敵失で1点を追加した。これでロハスが安打を放つと23勝無敗。必勝神話が止まらない。

6月は残り6試合。本塁打を何本上積みできるか注目だ。

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