小僧寿し/英国事業展開で現地の日本食品会社と資本業務提携

小僧寿しは6月24日、英国会社Kozosushi UK Limitedと、英国の日本食品会社Japan Centre Group Limitedとの間で3社間の資本業務提携した。

資本業務提携により、Kozosushi UKとJapan Centreは、小僧寿しの持分法適用関連会社となる。

<小僧寿し>

Japan Centreは、1976年の設立以来、英国で日本食ホール・卸売「JAPAN CENTRE」、日本食ホール「Ichiba」、ラーメン・レストラン「ラーメン横丁」を展開している。

今後、Japan Centreとの協業を主体として、「小僧寿しの小売事業、飲食事業のブランドの展開」「日本食材の輸入、海外において販売する商品の企画・販売・製造」を行う。

海外における日本食の卸売事業、小売事業(オンライン・ショッピングを含む)、飲食事業、生産事業など、多層的な事業展開を企図しており、より強固な業務提携関係を構築するために、Japan Centreの共同CEOに、小僧寿しの森下將典代表取締役社長が就任する予定だ。

資本業務提携に伴い、小僧寿しはKozosushi UKの株式18.0%を新たに取得することで、同社株式の累計25.0%を取得する。

Kozosushi UKはJapan Centreの株式50.5%を取得し、連結子会社とすることで、小僧寿しは両社を持分法適用関連会社とする。Kozosushi UKの株式18.0%の追加取得価額は180英ポンドだった。

グループは、「多様な食を、多様な形で、多様な顧客へ」をスローガンに、持ち帰り寿し店「小僧寿し」、鳥料理の居酒屋「とり鉄」「とりでん」「ぢどり亭」、ラーメン業態の「どさん子」、とんかつ業態の「キムカツ」、メキシカン・ファストフード「TacoBell」など、17の事業ブランド、国内・海外を合わせて544店舗を展開している。

今後の成長戦略の一環として海外事業の拡充を企図しており、現時点における海外出店店舗とブランド数は、米国13店舗、5ブランド、欧州2店舗、2ブランドとなっている。現時点で英国圏における事業は未開の状態である中で、英国において1976年から事業を推進するJapan Centreとの協業により、多層的な事業展開が可能となることから、英国現地法人であるKozosushi UKを設立し、資本業務提携をした。

なお、英国現地法人であるKozosushi UKは、英国と欧州における日本食の卸小売と飲食事業を展開するAoyama Investment Brain Limitedとの合弁会社で、同社株主である浅井將雄氏は英国の大手ファンド会社の役員兼創業者であり、英国を中心に日本の食品や文化を広める支援活動も展開している。

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