やす子が「35歳までに」実現させたい夢 貧しい家庭環境も影響「お腹いっぱい食べさせてあげたい」

 やす子

 お笑い芸人のやす子が24日、日本テレビ系「1分間の深イイ話」で、35歳までに「必ずやる」という夢を明かした。

 やす子は連載している雑誌に「死ぬまでにやりたい10のこと」を描いており、「大型犬を飼う」「生涯芸人でいる」などの中に、唯一「35歳までに」と年齢を決めている夢があった。それが「子ども食堂をやる」というものだった。

 「子ども食堂は必ずやるようにという意味でも、年齢を定めている。お腹減っている子にいっぱい食べさせてあげたい」とやす子は説明。2歳で両親が離婚し、母親が女手一つで育ててくれたが、やはり経済環境は厳しく「洗濯機はなかったのでシャンプーで体操着を洗ったり、パンの耳で夏休み過ごしたり」という日々。「生きるために必死だった」というが、友人には家が貧しいことを知られたくなく「明るく振る舞っていた」という。

 中学生の頃は「漫画家さんになりたいと思っていた」というが、「お金は無いし、就職しないと…というのは小学生ぐらいから分かっていた」といい、衣食住がそろった自衛隊が就職先に。「受かってようやく好きなものが食べられると思った」と振り返った。

 食べ盛りの時に思い切り食べたいものを食べられなかった経験が、「子ども食堂」の開業に大きく影響している。「目標がアンパンマンみたいになりたいと。やす子を見てると元気になるという存在になれたらいいなって」と言い、「母子家庭で厳しい時もあって、お腹いっぱい食べたいなって思ったこともある。そのときに子ども食堂のようなものにお世話になった。いっぱい食べさせてあげたい」と夢を語っていた。

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