伊藤洋輝に移籍金51億円支払ったBミュンヘンは「危険な投資」=地元メディア

日本代表としても活躍する伊藤

ドイツ1部の名門バイエルン・ミュンヘンに移籍した日本代表DF伊藤洋輝(25)の処遇が注目されている。

ドイツメディア「comunioMAGAZIN」は、新加入した伊藤について「Bミュンヘンに加入した最初のトップパフォーマー」と報道。さらにクラブは同1部レーバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ターの獲得に取り組んでいる現状もあって、現メンバーのオランダ代表DFマタイス・デリフト、フランス代表DFダヨ・ウパメカノ、韓国代表DF金玟哉のうち「1人は退団することになる」と指摘した。

こうした状況の中、伊藤に関して「Bミュンヘンから見れば伊藤は非常に賢い移籍だ。センターバックだけではなく、左サイドバックもできる」と高評価しつつも、現状はあくまでバックアップ要員と指摘。「伊藤にとってはスタメンを確保できる時代は終わった。Bミュンヘンで自分自身を主張しなければならない。間違いなく、彼(伊藤に)チャンスはあるが、お気に入りになるとは限らない」と報じ、名門で定位置をつかめる保証はないという。

同メディアは「だからこそ、我々はこれが危険な投資であると考えている」とし「絶対的なレギュラー選手になった場合のみ、その金額を正当化できる」と報じた。地元メディアによると、伊藤の移籍金は3000万ユーロ(約51億円)という。高額な資金を使いながらも先発に定着できない可能性もあると、不安視していた。

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