トゥルーテンパー『プロジェクトX DENALI(ディナリ)』、8月23日デビュー

トゥルーテンパー『プロジェクトX DENALI』

トゥルーテンパースポーツインクジャパンから、新作ウッド用カーボンシャフトのアナウンス。「PGAツアープロに人気の高い『プロジェクトX』から、より一般・アマチュア向けに開発した新しいグラファイトシャフト『DENALI』が新登場です」と、同社。

名の由来は、米国アラスカ州にそびえ立つ、北米最高峰の『ディナリ』。地元先住民の言葉で「偉大なもの」「高きもの」を意味し、ラインナップの『BLUE』『RED』『BLACK』とも、雪が覆いかぶさる山を美しくデザインし、手元部からグラデーションになっている。
 
PGAツアーでは「今年に入ってから既に世界ランク100位以内の選手5人を含めた10人を超える選手がディナリに替えた」と同社。フジクラ『ベンタス』シリーズのように、先(RED)・中(BLUE)・元(BLACK)の3機種をいきなり一気にラインナップする形だが、基本設計にどのような特徴があるのか?
 
「ディナリはツアーチームとエンジニアによる約18ヶ月に及ぶテストと研究開発の集大成であり、様々なプレーヤーのニーズに応えた3色で展開。【黒】は低弾道・低スピンの鋭いボールの飛びを実現、【青】は中弾道・中スピンで比類のない感触と最大のエネルギー伝達を実現、【赤】は高弾道・高スピンで、軽量で適度なトルクにより幅広いプレーヤーにとって理想的なシャフトが誕生しました。
 
また、カウンターバランス設計により、クラブヘッドの質量を追加してボール初速と慣性モーメントを向上しても、スイングウェイトが重くなりすぎずにより長いクラブでプレーすることができます。【赤】は超軽量の40gからラインナップしており、スイングスピードとキャリー距離を最大化します」(同社広報)
 
昨今の各社の超高MOIヘッドは、動きが鈍重になる上にバランスも出やすいため、「3機種ともカウンターバランス」というのはスピーディに振りたいゴルファーには嬉しいポイント。同社はフレックスを数字で表記しているが、重量帯やトルクは下記のようになる。価格はオープン。
 
■DENALI BLACK(元調子)
【60】6.0(S+/65g)、6.5(X/69g)、TX(Tour X/65g)4.2~3.9
【70】6.0(S+/75g)、6.5(X/76g)、TX(Tour X/74g)3.8~3.2
【80】6.5(X/89g)、TX(Tour X/84g)3.2~3.1
 
■DENALI BLUE(中調子)
【50】5.0(R/55g)、5.5(S/57g)、6.0(S+/58g)4.8~4.2
【60】5.5(S/64g)、6.0(S+/65g)6.5(X/65g)3.9~3.5
【70】6.0(S+/73g)、6.5(X/73g)3.1~3.0
 
■DENALI RED(先調子)
【40】4.0(L/47g)、5.0(R/47g)、5.5(S/47g)6.5~5.7
【50】5.0(R/51g)、5.5(S/52g)、6.0(S+/52g)6.0~4.8
【60】5.5(S/59g)、6.0(S+/59g)6.5(X/61g)4.7~3.8

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