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福島県郡山市の郡山北工高の情報技術科と化学工学科の3年生計10人は、10月に生徒と教員限定の校内カフェを開く準備を進めている。現在、カフェで提供するコーヒーの開発に励んでおり、来年10月の公開文化祭では一般販売を目指す。
3年生が班ごとにテーマを決め、年間通して研究する「課題研究」としての取り組み。昨年度の両学科の3年生計12人は、教員好みのブレンドコーヒーの開発を行った。今回は昨年度の研究内容を引き継ぎ、「カフェをつくる」という目標に向け生徒の口に合うブレンドコーヒーを研究している。
須賀川市の「木こり小屋カフェAriga」の店主有我一哉さんを同校に招き、「珈琲教室」を開いた。有我さんの指導の下、校内カフェで提供する際のコーヒーの入れ方を学んだ。湯の温度や抽出方法など条件が異なる3通りの入れ方を試し、味わいや香り、飲みやすさを比較した。
生徒は今後、全校生徒を対象にアンケートや官能試験を行い、ブレンドする豆を決める。情報技術科は校内カフェの予約アプリやカップ保温器の制作、化学工学科は抽出後の豆の殻を有効活用した肥料やろうそく作りにも取り組む予定。
(郡山版)