輪島署、迅速対応を訓練 災害資機材の操作確認

エンジンカッターで鉄製ポールを切断する署員=25日午前8時半、輪島署

 輪島署は25日、能登半島沖を震源とする震度5強の地震が発生したとの想定で初動対応訓練を実施した。能登半島地震から7月1日で半年を迎えるのを前に、署員が非常時に迅速に対応できるようチェーンソーなど災害用装備資機材の操作方法を確認した。

 参集訓練では署員約60人が輪島署と穴水庁舎、門前交番に30分ほどで出勤した。引き続き輪島署で資機材を使った訓練が行われ、若手署員がエンジンカッターを使って鉄製ポールを切断した。水に5分間浸すと水が入って土のうの代わりに使える「水のう袋」の使い方も説明された。

 遠藤英之署長は「住民の安全安心を守るため、今後も練度を高めてほしい」と講評した。

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