悲願の金メダルへ!女子バスケ、パリ五輪代表内定選手12名発表。前回アシスト女王・町田、最年長吉田ら「日本の強みを最大化する」メンバーに<DUNKSHOOT>

6月25日、日本バスケットボール協会が、今夏のパリ五輪を戦う女子代表内定選手12名を発表した。

※協会から公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)に推薦名簿を提出後、JOCによる選手団認定を経て、正式にTEAM JAPAN(日本代表)となる。

■パリ五輪バスケットボール女子日本代表内定選手
※年齢はパリ五輪開幕の7月26日時点。

吉田亜沙美(PG/165cm/36歳)

髙田真希(C/185cm/34歳)

町田瑠唯(PG/162cm/31歳)

宮澤夕貴(PF/183cm/31歳)

本橋菜子(SG/164cm/30歳)

林咲希(SF/173cm/29歳)

馬瓜エブリン(PF/180cm/29歳)

宮崎早織(PG/167cm/28歳)

赤穂ひまわり(PF/184cm/25歳)

馬瓜ステファニー(PF/182cm/25歳)

山本麻衣(SG/163cm/24歳)

東藤なな子(SF/175cm/23歳)
髙田、町田、宮澤の3人はリオ2016大会から3大会連続出場。前回の東京大会でアシスト女王に輝いた町田は、2022年のワールドカップ、今年2月の世界最終予選と選考から外れていたが、代表返り咲きとなった。

最年長36歳の吉田は、アシスト女王に輝いた2016リオ大会以来の大舞台に。そのほかの選手もすべてオリンピック経験者(馬瓜ステファニーと山本は前回3人制の日本代表)で、平均年齢28.8歳、平均身長173.6cmの布陣で臨むこととなった。

前回の東京大会で史上初の銀メダルを獲得した女子AKATSUKI JAPANの目標は、悲願の金メダル。恩塚亨HC(ヘッドコーチ)は「日本の強みを最大化するために、あらゆる状況を想定して、12 名を選考させて頂きました」と述べ、次のようにコメントしている。

「候補者全員を選考できなくて残念な気持ちが先に立ちます。なぜならば、23名の候補全員が全てをかけて挑戦し、チームのために献身的に戦ってくれました。尊敬に値する努力でした。その努力と貢献に報いるためにも、メンバーの思いを背負って勝利を日本に届けたいと身が引き締まる思いです。選考された12名も同じ気持ちだと思います。残された約1か月、チーム一丸となって連携をより深め、突き詰めて課題を克服し、最高に成長してオリンピックに臨みます。金メダルを獲得するために全てをかけて戦います」

FIBAランキング9位の日本は、オリンピックの予選ラウンドでアメリカ(同1位)、ドイツ(同19位)、ベルギー(同6位)と対戦。7月29日の初戦でいきなり五輪7連覇中の絶対女王と激突する。

構成●ダンクシュート編集部

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