大阪府立高校『一般入試』前倒しへ 受験生の選択肢広がるか 普通科4割が定員割れ 私学無償化の影響か

大阪府教育庁は、例年3月上旬に実施されている府立高校の一般入試を半月前倒しすることを検討しています。

制度案は、例年3月上旬に実施されている大阪府立高校の一般入試を、2月下旬に前倒し、合格発表も合わせて早めるというものです。

大阪府教育庁は、前倒しすることで高校生活への準備期間を確保することが狙いとしています。

また、府立高校の入試は今年度、普通科の4割以上が定員割れとなり、志願者の確保が課題となっていました。

私学無償化の影響とみられ、2月上旬に行われる私学入試に近い日程とすることで、受験生の選択肢を広げる効果が期待されます。

【大阪府 水野達朗教育長】「大切なのは、大阪の中学3年生たちの進路が幅広く、家庭・家計の状況に関わらず、少しでも選べられる制度設計にしていく必要がある」

このほか、試験の点数だけではなく、ボランティア経験などを加味して選抜する「特色入試」の導入も検討されています。

入試制度は早ければ、再来年度から変更される見通しです。

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