梅雨入りで恵みの雨も「天水田」は依然として深刻な水不足..農家は不安の声【新潟・上越市】

「天水田」はひび割れで水溜まらず…

梅雨に入り、各地でまとまった雨が降りました。一安心というところがある一方、上越市の「天水田」ではひび割れが深刻で水が溜まりませんでした。

上越市のグリーンファーム清里の保坂一八社長の田んぼでは、23日に雨が降り、用水路から水を引く田んぼには水が溜まっていました。

■グリーンファーム清里 保坂一八社長
「23日の雨は天からの恵みの雨。今後もタイムリーに雨が降ってくれたら。」

25日は、田んぼ全体に水を行き渡らせるように水切り機を使って作業していました。
一方、雨水や雪解け水に頼る天水田では、少雪や水不足の影響で地面が割れ、水が溜まっていませんでした。

■グリーンファーム清里 保坂一八社長
「ひびが割れちゃって、少し雨が降って雨水が抜けて行っちゃう。ちょっといつもの年の(天水田の)収量は望めない。」

保坂社長は、今年から暑さに強い品種を2割ほど増やしていますが、梅雨明け後の猛暑への不安が募っています。
■グリーンファーム清里 保坂一八社長
「水が欲しいので、遅めの梅雨明けになってほしいと個人的に思っている。」

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