《和食の料理長》が特別授業 迫力たっぷり美しい皿鉢料理が完成 匠の技に学生うっとり【高知】

高知市の調理専門学校で和食の料理長が特別授業を行いました。できあがったのは美しくて豪快な皿鉢料理。その匠の技に学生たちはうっとりです。

鮮やかな包丁さばきに、絶妙な焼き加減のサバの棒寿司。高知市の龍馬情報ビジネス&フード専門学校で毎年行われている特別調理実習です。

講師を務めたのは高知市の「土佐料理 司」の総料理長、伊藤 範昭さんと、この専門学校のOGで「司」の料理人・山口 ありささん。

調理師学科と調理経営学科の1年生20人に磨き上げてきた技を惜しげもなく披露しました。

土佐料理 司・伊藤 範昭 総料理長:
「(寿司は)ここで勝負が決まる。いかにシャリを柔らかく取って表面だけ固めて中に空気を入れる。家に帰って練習してください」

2人がつくったのは「皿鉢料理」。最大のポイントは「盛り付け」です。

まずは皿鉢料理を彩る「バラン」から。

学生:
「すごいです。すごいの一言です。圧巻です」
総料理長:
「練習すりゃ切れるから」

真ん中には高知産のイセエビ。季節の野菜の煮物、仁淀川でとれた鮎の塩焼きに、ウツボの唐揚げ。高知の食材を中心につくったおよそ30種類の料理が手際よく色鮮やかに盛り付けられていきます。

迫力たっぷりで食欲をそそる美しい皿鉢料理の完成です。

土佐料理 司・伊藤 範昭 総料理長:
「皿鉢料理はやっぱり豪快さと彩りと、焼き物あり、揚げ物あり、煮物あり、寿司も入って、高知らしさっていうような」

学生:
「すごかったです。手慣れた感じで憧れました」
「たくさんの人に 笑顔になってもらえるような料理人になりたいです」

龍馬情報ビジネス&フード専門学校では次は肉料理のプロを10月に招き特別授業を行う予定です。

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