ぜんそくや持病の悪化・梅雨に急増する体調不良…『気象病』の予防法とは?【新潟】

天候などが影響して起こる不調『気象病』

県内も梅雨入りし、この時期に注意が必要なのは体調管理です。気温や気圧の変化により、医療機関を受診する人が増えています。医師に対処方法を聞きました。

最近体調の変化を感じているか街行く人にきいてみると…
■市民
「気分が晴れないとか、なかなか寝付けないとかで睡眠不足もあって。」

新潟市のこばやし内科クリニックには、ぜんそくの発作がでたという女性が来院していました。
■40代女性
「ひどくなったのは先週の水曜日から。気象による痛みとかよく聞くが、それがあるようでめまいと頭痛があって、それからぜんそくの発作が起きることが多い。」

小林義昭院長によると、梅雨の時期はぜんそくをはじめとした持病の悪化や体調の変化で来院する人が増えるといいます。
■こばやし内科クリニック 小林義昭院長
「気圧によって頭がいたくなったり関節が痛くなったり、体の調節機能が低下すればうまく調節できずに体調をくずすという流れになる。」

天候などが影響して起こる不調を『気象病』といい、小林院長によると30代から70代くらいの女性の受診が多いといいます。対策としては、日常生活のリズムを整えることなどが有効だということです。
■こばやし内科クリニック 小林義昭院長
「食事と睡眠を整えること、カビやダニの対策をして環境整備をすること、できるなら軽い運動や体操で気分が変わるかどうかですね。」

小林院長は、症状が改善しない場合、受診を検討してほしいとしています。

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