銅板や木片の落下が相次ぎ…愛知県庁の屋根を“張り替え中” 最初は赤褐色でも約30年で青緑色に 大村知事「貴重な文化財なので」

お城のような屋根が特徴の「愛知県庁」の建物。今、その屋根の張り替え工事が行われていて25日、報道陣に工事の様子が公開されました。

1938年に完成し、国の重要文化財にも指定されている愛知県庁。青緑色の「銅板屋根」が特徴です。しかし、いまは屋根の部分がシートで覆われています。

(愛知県民)
Q今何をしているか分かりますか?
「分かっていないです」
「何かあったんでしょうか…知りません」

行われているのは、屋根の銅板を張り替える工事。2018年に屋根の銅板や木片の落下が相次いだことをきっかけに、おととし10月から工事が続いています。

25日は内部の様子が報道陣に初めて公開され、大村秀章知事も視察しました。新しい屋根は赤褐色。徐々に酸化していき、30年ほどたつと今のような青緑色に変化するそうです。

(愛知県 大村秀章知事)
「県民の貴重な文化財なので、工事をやってぜひ次世代の皆さんに継承していければ」

3か所ある屋根のうち、まずは北側の屋根の工事が7月に終わり、徐々に赤褐色の屋根が姿を見せるということです。

© CBCテレビ