V・ファーレン長崎と長崎ヴェルカの話題をお伝えしている【V×V TuesDay】まずは長崎ヴェルカのニュースから。耳を疑ったファンも多いと思います。
B3からB1まで3シーズンにわたってチームを支えたエース、マット・ボンズ選手の退団が24日、発表されました。
クラブ発足時からの大エースで大黒柱。“低音イケボの長崎弁”も聞き納めです。
マット・ボンズ選手：「連勝おめでとうございます～バリウレシカー」
B3・B2と2シーズン連続のMVP。当たり前のように毎試合20点以上決めてくれる頼もしいエースでした。B1昇格が決まったときには男泣き。
ヴェルカのB1初挑戦となった昨シーズン、ボンズ選手はチームで唯一、全試合に出場。チームトップの1試合平均《16.1得点》に《8.7リバウンド》。リバウンドはB1全体でもトップ10にランクインしました。
ボンズ選手がなぜ活躍できるのか？その理由を垣間見たときがあります。
佐世保市の練習場に取材に行ったときのこと、全体練習が終わったあとも黙々と自主練習に励む姿がありました。常に全力、背中で引っ張る大エース。
3シーズン、ありがとう！正直、ボンズがいないヴェルカは想像できません。ただ、たとえ敵になっても、あなたのプレーを追いかけ続けます。長崎の新アリーナで再会しましょう。
マット・ボンズ選手「ありがとうございまーす、またねー」
24日の午後3時にボンズ選手の退団が発表されて以降、SNSには──
「俺たちのエースが…」
「嘘だ～ボンちゃん」
「いつまでもヴェルカファミリーよ」
などなどファン＝ブースターの悲しみの声が溢れています。ボンズ選手はヴェルカと同じB1西地区の大阪エヴェッサに移籍します。次に会うときはライバルです。いい試合をしましょう。
お祭り男！日本代表の川真田紘也選手が加入
そしてヴェルカの新加入情報です。ビッグネームです。身長204センチで日本代表の川真田紘也選手（徳島県出身 26歳）がヴェルカにやってきます。
川真田選手は去年のFIFAバスケットボールワールドカップ2023で日本代表入り。開幕が来月に迫ったパリオリンピックの代表候補にも名を連ねています。
昨シーズンはB2滋賀で優勝し、さらに、B1、B2を含めたコートの内外を問わず見る人の心を動かし、最もインパクトを残した選手に与えられる「最優秀インプレッシブ選手（MIP）」を受賞しています。
お祭り男！あだ名は「マイキー」
赤い髪からスラムダンクのリアル「桜木花道」とも称される日本人屈指のビッグマンです。
川真田選手は「初めて長崎の地を訪れ、そして長崎ヴェルカのチームの一員としてプレーできることにとてもワクワクしています！勝利を届けられるよう全力を尽くすことはもちろん、新しい環境で自分の成長のためにも頑張りたいと思います！」とクラブを通じてコメントしています。
あだ名の「マイキー」の由来は、滋賀のHPによると──
滋賀加入時、ニックネームは大学時代からの「マッティー」でいくつもりだったが、最初の自己紹介でチームメートが「マイキー」と聞き間違い。マンガ「東京卍リベンジャーズ」が流行っていたこともあり、そのまま「マイキー」が採用された
──とのこと。
26日のホーム戦「引き分け以上で2020年9月以来のJ2首位」
次はサッカー、V・ファーレン長崎がリーグ戦、連続無敗記録を更新です。
先週土曜日のホーム、藤枝MYFC戦。V・ファーレンは前半のうちにエジガルとマルコスがゴールを決めて2対0で勝利。リーグ戦3試合ぶりの無失点で無敗記録を《18》に伸ばしました。
下平隆宏監督：
「きょうは特に守備の部分を（意識）我々の攻撃力を考えれば無失点でいけば必ず点はとれますし、必ず勝ち点3がとれるというところで、まずは守備のところを評価できると思います」
GK、DF、MF、FWそれぞれのポジションでそれぞれの選手がチームのために体を張り、最後まで走り続ける。その一体感が今のチームにはあります。
下平隆宏監督：
「我々がここまで負けずにこられているのは全選手のハードワーク、守備への意識が今すごく良いと思うのでこれを継続しながら目標達成できるように頑張っていきたいと思います」
J2リーグ歴代の連続無敗記録です。
1位：甲府…24試合（2012）
2位：湘南…21試合（2014）
3位：柏…19試合（2010）
磐田…19試合（2021）
徳島…19試合（2022）
6位:V長崎…18試合（更新中）
ちなみに、下平監督は横浜FC監督時代（2019）にも「18試合」負けなしを記録。26日はYBCルヴァンカップ、プレーオフラウンド出場に伴い日程が変更となった《第19節》ホームでいわきFC戦です。“引き分け以上”で2020年9月以来のJ2首位に浮上します。勝って首位に立ちましょう。
