福井の技術が礎に 関西大学など3大学と宇宙ベンチャーが「超小型人工衛星」開発  今秋宇宙へ

関西大学や福井大学などは25日、共同で新しい人工衛星を開発したと発表しました。この人工衛星開発を可能にしたのは、福井の技術で生まれた宇宙教育用の教材の存在がありました。

25日、発表されたのは「DENDEN‐01」です。関西大学、福井大学、名城大学と、宇宙ベンチャー企業の「アークエッジ・スペース」が共同開発しました。

縦・横・高さ各10センチの超小型人工衛星で、宇宙で使用する電源の研究などに活用されます。今年の秋に国際宇宙ステーションから放出される予定です。

この人工衛星のベースには、福井大学と総合繊維メーカー・セーレンが作った学習用の小型衛星「EDIT」が使われています。人工衛星の知識や構造について学ぶことが出来る宇宙教育の教材です。

今回、福井大学などが手がけた教材を使うことで開発期間を短縮でき、宇宙に関する知識がなくても参入しやすくなっています。福井で生まれた教材により、様々な分野から宇宙への参入が期待されます。

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