ドジャースのロハス“不敗神話”はMLB記録だった!故障者続出のチームを助ける“救世主”となれるか

ロサンゼルス・ドジャースは日本時間6月25日、敵地シカゴ・ホワイトソックス戦を3ー0で勝利。その裏でひっそりとMLB記録が塗り替えられた。

ドジャースには今シーズン、ミゲル・ロハスが1安打以上打った試合では負けなし、という記録があり、現地6月18日の敵地コロラド・ロッキーズ戦、9回裏5点ビハインドの場面でロハスがシングルヒットを記録し、そこから流れがガラッと変わって打線がつながり一挙7得点で大逆転勝利を収めたことも記憶に新しい。

今回の試合でも0-0で迎えた7回、先頭打者でロハスがツーベースヒットを放つと、後続が進塁打や適時打、相手のエラーなどで2得点を奪い、それが結果的に決勝点となった。

この勝利で連続不敗記録は「23」に更新。MLB公式サイト『MLB.com』の記者、サラ・ラングス氏によると、これは1人の選手がシーズン開幕からヒットを打った場合の連勝記録で、2010年のカルロス・ペーニャ(当時タンパベイ・レイズ)の20試合連続を超えてMLB史上最長になるという。

また、同サイトによると試合後、ロハスは「これはかなりクールな連勝。でも、結局のところ、ヒットが出るかどうかは関係ない。一番大事なのは試合に勝つこと。僕はヒットを打って塁に出るという自分の仕事を成し遂げようとしているだけだ」と語り、「40-0になるまで楽しんで乗り切るだけだ」と続けた。

山本由伸やクレイトン・カーショウら投手陣をはじめ、ムーキー・ベッツやマックス・マンシーといった主力メンバーが故障者リスト入りしているドジャース。ロハスが“不敗神話”でチームの危機を救えるか、今後も要チェックだ。

構成●THE DIGEST編集部

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