迅速な事件解決へ「110番映像通報システム」 通報者が映像で情報提供 福島県警が協力呼びかけ

的確な初動捜査と迅速な事件・事故の解決へ警察が「110番映像通報システム」の協力を呼びかけている。

タクシー強盗を想定し、6月25日福島市で行われた訓練。
犯人の迅速な逮捕、事件の解決に向けて福島県警察本部が運用しているのが…110番映像通報システムだ。「犯人の特徴を撮ったんですよ。これって送れますか?」

警察が通報者にURL付きのメッセージを送り、同意を得た上で、撮影した現場の映像や画像を提供してもらう。
1警察からURLが届きアクセス
2留意事項に同意
3画像・映像を送るもしくは撮影を開始する

送られた映像などは事件・事故の初動対応を指揮する通信指令課で共有。一般的な通報に比べて、詳細な情報が得られるためいち早い検挙に結びつくという。実際にこのシステムによって、ひき逃げの検挙や行方不明者の発見にもつながっている。
福島県警察本部通信指令課の増子浩課長は「視覚で(現場の情報)を捉えますので、迅速的確な指令が可能となり、速やかな事件事故の解決に結びつくと考えています」と話す。

福島県警察本部では、自身の安全の確保を最優先にした上で、110番映像通報システムへの協力を呼びかけている。

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