白タク行為でインドネシア国籍の男女を現行犯逮捕 SNSきっかけに外国人客殺到の観光スポット 静岡

必要な許可を得ていないにも関わらず自家用車に客を乗せ運賃を得る、いわゆる「白タク」行為。静岡県富士市の観光スポットで白タク行為をした現行犯で男女2人が逮捕されました。

富士市の「富士山夢の大橋」。

富士山に登っていくような階段がSNSで話題となり、大勢の外国人観光客が訪れる人気スポットになっています。

一方で中央分離帯に入って記念撮影をする人が相次ぎ、道路を管理する静岡国道事務所は柵やフェンスを設置しました。

しかし、問題はこれだけではありません。

いま問題となっているのが無許可で運送業を営む、いわゆる「白タク行為」です。

6月25日、道路運送法違反の現行犯でいずれもインドネシア国籍で神奈川県に住む36歳の男と群馬県に住む41歳の女が逮捕されました。

警察によりますと、2人は許可がないにも関わらず運賃を得る契約を結び、24日に羽田空港で観光客を自家用車に乗せ、25日に逮捕された場所まで車を走らせていました。

付近では「白タク行為」が頻繁に目撃されおり、警察がパトロールを強化していました。

この車を利用していた外国人観光客は…

インドネシア人の利用客:
(Q.運転手とはどのようにやりとりしていたか?)
インドネシア語でインスタグラムを通じてメッセージをやり取りしました。

(Q.運転手と会ったことはあるか?)
これまで会ったことはなく、ソーシャルメディアで見ただけ。運転手が許可を得ているのかどうなのか私にはわからない

利用していた外国人観光客は24日、羽田空港で車に乗り込み、25日はこの場所まで移動。このあと富山と長野を結ぶ立山黒部アルペンルートに向かう予定だったといいます。

警察は観光スポットなどでこうした「白タク行為」が横行していると見て、今後もパトロールを強化していく方針です。

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