NBA王者セルティックスが地元ボストンで始球式!記念の夜にレッドソックスは劇的サヨナラ勝ち、吉田正尚も「後押し」実感<DUNKSHOOT>

2008年以来16年ぶりにNBAの頂点に立ったボストン・セルティックスの歓喜の日々が続いている。

NBAファイナル終了から4日後の現地21日には地元でパレードを開催すると、24日には同じボストンを本拠地とするMLBチーム、レッドソックスの試合を訪問。フェンウェイ・パークでは試合前に優勝を祝うセレモニーが催され、レッドソックスのシャツを羽織ったジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)をはじめ選手たちは盛大な歓迎を受けた。

選手紹介の最後にWエースのジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンが姿を現わすと、球場は大盛り上がり。テイタムは両手に抱えるチャンピオントロフィーを高々と掲げ、地元のファンに優勝を報告した。その後、マズーラHCやテイタム、ブラウンら主力選手が6人横並びで始球式を行ない、レッドソックスの選手たちと健闘を称え合った。
試合はア・リーグ東地区最下位のトロント・ブルージェイズ相手に、レッドソックスが7回までに2-6とリードを許す苦しい展開。しかし8回に4点を奪って同点に追いつくと、9回はブラウンと同い年の27歳ジャレン・デュランがサヨナラタイムリーを放ち、劇的な形で3連勝をマークした。

この瞬間を見届けたセルティックスの選手たちももちろん大興奮。立ち上がって喜ぶマズーラHCやデリック・ホワイトの姿が映像に映し出されていた。

なお、レッドソックスの吉田正尚はこの試合、6番・DHで先発出場し、3打数2安打。チームが反撃に転じた8回の好機に代打を送られたものの、6月11日の復帰戦以来初のマルチヒットと復調の兆しを見せた。試合後、NBA王者セルティックスのセレモニーについて「球場の雰囲気も、後押しというか、すごい盛り上がっていた」と感想を語っている。

構成●ダンクシュート編集部

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