「大谷翔平は史上最高のリードオフヒッターだ!」10戦6発と勢い止まらぬ大谷翔平に米アナリスト喝采! 21号先頭打者弾にLAメディア賛辞続々

スーパースターの打棒が止まらない。

現地6月20日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は敵地で行なわれているコロラド・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2試合ぶりとなる21号先制ソロアーチをぶち込んだ。打球速度は101.5マイル(約163.3キロ)、飛距離427フィート(約130.1メートル)を計測し、この一発でナ・リーグトップに立った。

プレイボール直後、敵地クアーズ・フィールドにド派手な花火が打ち上がった。大谷は初回の第1打席、カウント2-1から相手先発タイ・ブラックの真ん中に甘く入ったシンカーをセンターへかっ飛ばした。ロッキーズの中堅手もフェンス際でジャンプするも、わずかに届かず柵越えとなった。
ここ10試合で6発と絶好調な背番号17に米記者も歓喜の声を上げている。稀代の”大谷翔平マニア”として広く認知されている米放送局『Fox Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏はすぐさまX(旧ツイッター)に大谷のホームランを共有すると、「ショウヘイ・オオタニは史上最高のリードオフヒッターだ!」と興奮の一文を綴り、今季初の先頭打者アーチに賛辞を送った。

地元メディアも日本人スラッガーの活躍に喝采を送っている。ロサンゼルスの放送局『SportsNet LA』は「ショウヘイ・オオタニがドジャースの口火を切る!」と、プレイボール直後の豪快弾を称賛。同じくロサンゼルスを拠点に置く米紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は「先頭打者ホームランが打てる選手は、ムーキー・ベッツだけではない」と左手骨折で離脱したベッツの代役ながら、好結果を出し続けている大谷の活躍に目を見張った。

もし今のペースで打ち続ければ、日本人初の本塁打王に輝いた昨季の44本とほぼ同じペースである。前日には走者一掃の3点適時二塁打を放つなど2安打3打点を挙げ、4試合連続のマルチ安打をマークした大谷。得意の6月で、いよいよエンジン全開となってきている。

構成●THE DIGEST編集部

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