1時間で400人以上が犠牲に 戦争の悲惨さ伝える《高知大空襲》写真展【高知】

昭和20年7月の「高知大空襲」から79年ー。それにあわせて25日から高知市役所で写真展が開かれています。

ほとんどの建物が崩れ一面焼け野原となったのは高知市の市街地です。

昭和20年7月4日未明に発生した「高知大空襲」。アメリカ軍の爆撃機B29の空襲を受けて街は火の海と化し、400人以上の尊い命が犠牲となりました。

25日から高知市役所で始まった「高知空襲展」では高知大空襲を含む8回の空襲で被害を受けた高知市の当時の様子を写真で見ることができます。

高知市のタカハシ写真館から2004年に寄贈されたもので、同じ場所の現在の写真が横に並べて展示されています。

こちらはたくさんの商店が並ぶ京町商店街の付近。空襲を受けた後の写真では高知城まで見通せるほど多くの建物が焼き尽くされ荒れ地と化してます。

高知市総務課・和田 可奈子さん:
「(高知大空襲では)わずか1時間の空襲で400人を超える方が亡くなった。そういう戦争の恐ろしさを感じていただけたら。一夜にして街がこういう状態になってしまう、そうならないためにどうしたらいいのかをみなさんに考えていただけたら」

高知空襲展は7月9日まで高知市役所で開かれています。

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