真夏並みの暖気と強い南西風の影響で猛暑日に…気象予報士が解説 29日以降に再び暖気 猛暑に注意 静岡

静岡市は全国一の暑さとなりました。その要因と今後について小塚気象予報士がお伝えします。

小塚恵理子 気象予報士:
この時期としては強い暖気が入っています。天気図を見てみましょう。

南にある高気圧を回って暖かく湿った空気が流れ込み、この時期としては強い暖気に覆われました。

上空1500m・15℃が地上の真夏日の目安となりますが、静岡は更に高い18℃となっています。平年より4℃ほど高く、真夏並みの暖気です。ここに日が差したことで県内は30℃を超えたところが多くなりました。

では、なぜ静岡だけが35℃を超えたのか?それは風の影響です。

こちらは昼過ぎの風向・風速ですが、西部から中部にかけて5m以上の強い南西風が吹いていました。

その風が静岡の手前にある高草山を吹き降りることでフェーン現象が発生し、風下側で気温が上昇しました。

では、この暑さがこの先どうなるかについてです。

天気と気温を見ると26日も33℃、25日ほどではありませんが暑さは続きます。

27日、28日は一旦気温が下がりますが一時的です。

週末からまた強い暖気が入って来て連日30℃、7月2~4日はまた猛暑日となる可能性があります。来週にかけても暑さに注意が必要です。

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