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大阪地方検察庁の元検事正で弁護士の男が、性的暴行を加えた疑いで大阪高等検察庁に逮捕されました。
準強制性交の疑いで逮捕されたのは、大阪地検の元検事正で弁護士の北川健太郎容疑者(64)です。
関係者によると、北川容疑者が検事正として着任していた当時の犯行だということですが、大阪高検は容疑の内容について、「被害者のプライバシーから差し控える」と説明しています。
北川容疑者は2018年、大阪地検検事正の就任会見で、「検察の活動が国民の信頼という基盤に支えられていることを肝に銘じ、時代の変化に対応して、国民の負託に応える検察を目指したいと思っています」と意気込みを語っていました。
大阪高検は、北川容疑者の認否を明らかにしていません。
最高検の刑事部長などを歴任し、大阪地検の検事正を務めた北川容疑者。
“検事正”は、全国の都道府県にある地方検察庁のトップのことです。
中でも大阪は、東京に続く大きな規模の地検で、大阪地検検事正は、汚職や経済事件の独自捜査をする大阪地検特捜部の指揮・監督も行います。
そして、警察との関係では、大阪府警トップの大阪府警本部長のカウンターパートでもある要職です。