26日は雲が多く午後から晴れて蒸し暑さが続く 3か月予報も含め 気象予報士が解説

米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちら。

雲多く、蒸し暑さあすも続く見通しです。

詳しく見ていきますと、この朝鮮半島付近に中心がある高気圧さらに日本の南にも高気圧があります。
山梨県内は丁度その間に挟まれている形となるんですが、相対的に見ると気圧の高いところ同士に挟まれていますから、要は気圧が低いということなんです。

気圧が低いということは意味合い的に低気圧と似てますので、雲が広がりやすくなる見通しです。

ただ、この前線が次第に離れていきますので、午後は晴れ間も出てくるかなということで、午後ほど晴れて、ただ雲がありますので蒸し暑さ続くことになりそうです。

きょう、気象庁から最新の3ヶ月予報が発表されました。

7月、8月、9月と注目していただきたいのは気温です。ずっと高い傾向なんです。

まず7月の前半は曇りや雨の日が多くなりますから梅雨空となる見通しなんですが、後半は梅雨明けその後、猛暑となりそうです。
8月は40℃近い暑さの日もある見通しで、9月も気温が高く残暑がまだ続きそうです。

なぜこれだけ高のか、理由はこちらです。

まず夏の天気の主役というのは、太平洋高気圧とその上空にあるチベット高気圧の二つです。

まずこの太平洋高気圧が平年よりも北西方向に張り出す見通しなんです。

さらにこのチベット高気圧も平年に比べて、北東方向に張り出しますので、この太平洋高気圧とチベット高気圧がダブルで覆うという布団の2枚重ねのようなイメージです。

過去にこれと同じような現象となった年がありました。
それが今から4年前の2020年なんです。この8月15日は甲府と勝沼でこの年の最高気温39.3℃を記録しました。

さらに、この年の8月は月平均気温が観測史上1位となりまして、平年に比べて2℃ほど高くなっているんですね。
2℃と聞くと大したことないじゃないかと思いがちなんですが、人間の体温、平熱が35℃と仮定したら、2℃高い37℃だったらとても高いと思いませんか。

そんなイメージということで、今年の夏も暑くなりそうですから熱中症要警戒となりそうです。

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