コンビニグルメが大好きな日本在住6年の外国人 「新食感で、すごくおいしい」と夢中になった食べ物とは

ネパール出身のクマルさん【写真:Hint-Pot編集部】

日本の食べ物は質が良くおいしいことから、世界中で愛されています。しかし、母国であまりなじみのない味に、慣れるまでに苦労することもあるようです。日本在住歴6年のネパール人男性は、初めは食生活に悩むことがあったものの、今では日本の味が大好きになりました。母国では食べたことがない食べ方に新鮮さを覚え、ハマったものがあるといいます。ネパール人男性を虜にした食べ物とは。

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日本の味に慣れず苦労も「今は大好き!」

ネパールから日本にやってきて6年になるというクマルさん。日本の語学学校で2年間学んだ後、ビジネスの専門学校に通い、現在は大阪のホテルで勤務しています。

同じ語学学校で日本語を学んだ、同郷の友人たちを訪ね、大阪から東京へ遊びに来ていました。滞在期間は5日間を予定しているといいます。

今ではすっかり日本の暮らしに慣れたというクマルさんですが、初めは戸惑うこともあったといいます。とくに、食生活に悩んだそう。

「食事がネパールとまったく違いました。食生活はすごく重要です。私はそれまで国を出たことがなかったし、日本ではネパールの食材があまり手に入らないため、日本食に慣れるまで時間がかかりました」

とくにネパールとの違いを感じたのが、日本には「しょうゆ味のものが多い」ということだったそう。ネパールでもしょうゆを見たことはあったものの、クマルさんは使ったことがなかったといいます。日本特有のしょうゆ味になじみがなく、最初は塩辛さを感じることもあったそうですが、「今は大好きです!」と笑顔を見せました。

日本の味にも慣れ、おいしい食べ物を堪能しているというクマルさん。実は、日本に来てから魚が好きになりました。とくに、新鮮な海の幸を味わえるお寿司が大好きなのだとか。

ネパールは内陸国で海がないため、魚と言えば川魚が主流。クマルさんによると、日本のように、海で採れる魚が食べられることはほとんどありません。また、ネパールでは「川魚を焼き魚にしたり、煮たりして、食べることが多い」ため、海で採れた魚を生のままで食べるのは、日本へ来て初めて経験しました。

ほかにも、クマルさんには日本で初めて味わい、気に入ったものがあるといいます。

「コンビニおにぎりが大好きで、一番好きでよく食べるのはツナマヨです。ネパールではツナはあまり食べられていないのですが、日本のおにぎりを食べてから、すごくハマりました。魚にマヨネーズをつけて食べたこともなかったのですが、新食感で、すごくおいしいと思いました! 友人もみんなツナマヨが好きで、ネパール人の口に合う味だと思います」

日本へ来て、ネパールでは食べたことがない、おいしい食べ物にたくさん出合ったというクマルさん。これからも、母国との違いを楽しみながら、日本の生活を満喫してほしいですね。

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