「海底熟成ワイン」を引き揚げ 鹿児島・瀬戸内町

東京の企業が2023年12月から鹿児島県瀬戸内町の大島海峡の海底で熟成させていたワインが6月25日、引き揚げられました。

海に潜った地元の漁師らが続々と船に引き揚げるのは、海底で熟成させたワインです。

ビンには海藻などが付着していて、熟成にかけた時間を感じさせます。

「海底熟成ワイン」は、東京でさまざまな企業の商品やサービスをPRする企業が取り組んでいるものです。

2023年12月と2024年1月に外国産の赤、白、スパークリングのワインをあわせて約800本、瀬戸内町の清水集落沖の水深20メートルに、沈めて熟成させてきました。

海底のワインは潮流や水温、気圧などの影響で通常よりも熟成が早まり、味もまろやかになるとされています。

約半年にわたって熟成させたワインは、現在、インターネットで事前購入を受け付けていて、定価は1本あたり2万5000円。

瀬戸内町内のワインバーでも提供されるということです。

(株)アイスリー・森谷悠以社長
「瀬戸内町に来たことない人、知らなかった人にも知ってもらい、あそこに行って海底熟成ワインを飲んでみたいと思ってもらえることが一番いい」

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