秋春制移行のJリーグ、2026年の0.5シーズンは「昇降格なしが有力」

Jリーグは25日に理事会を開催。理事会後の記者会見でJリーグの樋口順也フットボール本部長がメディアからの質問に応じた。

昨年12月にJリーグは「2026-27シーズンからシーズン移行を実施することを決め、残された課題を継続検討していく」ことを決議。2025年シーズン終了後、2026年前半に0.5シーズンの大会を行い、2026年8月1週頃から秋春制のシーズンが開幕する形で調整を進めている。

25日の理事会後に行われた記者会見で、樋口フットボール本部長は0.5シーズンの扱いについて言及。まず「詳細を含めてまだ発表できる段階ではありません」と強調したうえで、「現状、いくつかアイデアがあるなかで、昇降格はない方がいいのではないかというのが有力な案となっています」と、短縮シーズンでの昇降格はない方向で調整を進めていることを明かした。

大枠の方針については、現段階で「Jリーグのクラブ、理事会のなかで、ある程度合意している」としつつも、「これから選手会やさまざまなステークホルダーとの調整が必要になってくる」と正式発表までは時間を要する見込み。

樋口フットボール本部長は「60クラブが3カ月間をかけて、最後まで選手も強度をもってやってもらいたいですし、W杯(FIFAワールドカップ26)の直前でもあります。お客様も1試合、1試合最後まで楽しんでいただきたいですし、クラブのビジネス面でも稼ぐ必要があります。細部の設計を含めて、もう少し時間をかけて、あらためて発表させていただきたい」と、協議の現状について説明した。

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