22歳陸士長 隊員の現金やポータブル電源を盗み懲戒免職 酒気帯び運転の3等陸曹は停職5カ月 陸自国分駐屯地

 陸上自衛隊国分駐屯地(霧島市)は25日、隊員の現金などを盗んだとして、第12普通科連隊の男性陸士長(22)を懲戒免職処分に、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発され罰金刑を受けた同連隊の男性3等陸曹(28)を停職5カ月の懲戒処分にした。

 駐屯地によると、男性陸士長は2022年3月29日、隊舎居室で同僚の財布から現金4万円を盗んだほか、10月17日に先輩隊員のポータブル電源(約1万4000円相当)を盗んだ。被害相談を受けた警務隊が内偵し、23年1月上旬に摘発。加治木区検に書類送検され、不起訴処分となった。

 3曹は22年12月13日、鹿児島市内の高速道路で、酒気を帯びた状態で自家用車を運転し、縁石に衝突する事故を起こした。事故後、飲酒運転を部隊に報告。依願退職する予定。

 第12普通科連隊長の村山正人1等陸佐は「服務指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントを出した。

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