【ソフトバンク】ドラ3・広瀬隆太が初の1試合3安打「毎日結果を残していきたい」

ソフトバンク・広瀬隆太

鷹軍団の勢いはとどまるところを知らない――。ソフトバンクは25日のオリックス戦(京セラ)に7―2と快勝。引き分けを挟んで3連勝を飾り、貯金を今季最多の「25」まで積み上げた。

先発した有原が7回一死までノーヒットノーラン投球を披露し、オリックス打線を翻弄。結局、8回4安打2失点の好投を見せ、リーグ単独トップの今季7勝目(3敗)をマークした。

打線も奮起。3回に佐藤直の中前適時打で先制すると、6回無死一塁では今宮が初球、一塁側へ送りバントを敢行。捕球した投手・曽谷の一塁送球が大きくそれると、カバーへ向かっていた右翼手の森も捕球できずにボールは右翼線を転々とした。その隙に一走者の周東だけでなく、今宮まで生還。記録は犠打失策となったが、相手のミスを突いた〝ランニング2ランホームラン〟は有原にとっても大きな援護点につながった。

こうなれば、もうソフトバンクペースだ。7回に有原が2点を奪われてしまい、1点差に迫られて迎えた8回に鷹打線が爆発。3番手・本田を攻め立てて安打と四球で一死一、二塁の好機をつくると、正木、甲斐、広瀬が3者連続タイムリーを放ち、この回に一挙4点を加えて試合を決めた。5点リードした9回は津森が抑えてゲームセット。

ヒーローとなったのはドラフト3位ルーキー・広瀬隆太内野手(23=慶大)だ。「8番・二塁」で先発出場すると、プロ初の1試合3安打をマーク。お立ち台に上がると「3安打も打てたので打点も挙げられたのでよかった。(8回の適時打は)勝手にいい流れがきていた。実績も何もないので毎日結果を残していきたい」と初々しく宣言した。

これでカード初戦は8連勝となった小久保鷹に死角は見当たらない。

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