どうなるG大阪戦!?レアル・ソシエダ「まだ許可していない」。スペインから公式発表なし

7/25(木) ラ・リーガ開幕3週間前の来日プラン、アルグアシル監督は疑問視。

J1リーグのガンバ大阪は6月25日、7月25日にパナソニックスタジアム吹田で、『Real Sociedad Japan Tour 2024』として、スペイン1部レアル・ソシエダとプレシーズンマッチを行うと発表した。ところが26日1時時点で、レアル・ソシエダはG大阪の発表後、公式サイト、SNSでこの件にまったく触れずにいる。3週間後にラ・リーガ開幕を迎える重要なタイミングであり、ソシエダ側はまだ「許可していない」というのだ。

G大阪の発表では、試合は7月25日(木)19時キックオフ。主催は大阪府サッカー協会、株式会社ガンバ大阪、株式会社ヤスダグループとなっている。しかも6月26日からチケットの先行販売もスタートする。

しかし『ムンド・デポルティボ』は現地6月25日、この日本での発表を受けて、レアル・ソシエダはまず現地27日に予定していたフランス1部トゥールーズFCとの練習試合をキャンセルせざるを得なくなると嘆いているそうだ。

そしてR・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は、時差7時間ある日本への長距離移動により、試合前後2日間、トレーニング、休養、治療に充てられなくなると嘆いているという。そして「クラブ(レアル・ソシエダ)は、まだ許可を得ていないとして、公式には発表していない」と報じている。

サッカー日本代表の久保建英を旗頭にすることで、経営的にはプラスかもしれない。だがチーム強化の面からは現場から先月に続く“ジャパンツアー”を歓迎していない声もあるというのだ。

1年前のプレシーズン、レアル・ソシエダはアメリカ・メキシコツアーを行った。その際、アルグアシル監督は海外でのファン獲得の重要性を理解しつつも、理想は“ホーム”で実力の近い相手と対戦することが望ましいとも語っていたという。

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そして今回、“主役”であるクラブのラ・レアルから試合開催が発表されないという異例の事態に。5月29日に国立競技場で行った東京ヴェルディ戦に続き、関西での試合開催は実現するのか!? 久保も移籍に含みを持たせる発言をしており、試合実現までには、まだいくつかクリアすべきハードルが待っていそうだ。

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