海外の主要大学での日本語学習などを通じて、日本への就職のきっかけを学生に提供するアジア・トゥー・ジャパン（Asia to Japan、東京都台東区）は25日、マレーシア・ペナン州にあるマレーシア科学大学（ＵＳＭ）の電気電子工学部と覚書を交わすと発表した。
アジア・トゥー・ジャパンは、就活支援の一環として、８月からマレーシア科学大電気電子工学部向けの日本語学習プログラムを提供する。より日本語レベルの高い理系学生の育成、輩出に努める。
アジア・トゥー・ジャパンは、マレーシア科学大のインターナショナルオフィスと以前から提携を結んでおり、アジア・トゥー・ジャパン主催の面接イベント「ファスト・オファー」を通じて、数多くの卒業生の日本就職を支援している。今回の提携は、学生の就職の選択肢を増やしたいという同大学電気電子工学部の学部長の思いから実現。同大学の学部と初めて単独で覚書を交わすことになった。
アジア・トゥー・ジャパンは、アジアを中心に９カ国１地域にある大学36校で、理系学生向けに無料の日本語学習プログラムを開講し、「日本就職のきっかけ作り」に取り組んでいる。プログラムは、外国人理系学生の日本語話者育成を目的としており、約１年半をかけて日本語での採用面接の受け答えが可能なレベルまで育成する。終了した学生はファスト・オファーの参加資格を得られる。
