【シンガポール】ファーイースト、日本で3軒目のホテル稼働[観光]

シンガポールのホテル大手ファーイースト・ホスピタリティは7月1日に「ファーイーストビレッジホテル東京有明」を本格オープンする(同社提供)

シンガポールのホテル大手ファーイースト・ホスピタリティは、「ファーイーストビレッジホテル東京有明」を7月1日に本格稼働する。日本で運営するホテルはこれで3軒目。今後、日本国内でのホテル展開を積極的に進めたい考えだ。

ファーイースト・ホスピタリティは、2013年にシンガポールの不動産開発大手ファー・イースト・オーガニゼーション傘下のファー・イースト・オーチャードが7割、大手投資会社ストレーツ・トレーディングが3割、それぞれ出資して設立されたジョイントベンチャーだ。

高級ホテルのオアジア(Oasia)やブティックホテルのクインシー(Quincy)などのホテル、サービスレジデンスを、シンガポール、日本、マレーシア、オーストラリア、欧州など10カ国で展開。10種類以上のホスピタリティーブランドを保有し、世界で約100軒を運営している。

日本では既に、ファーイーストビレッジホテル横浜とファーイーストビレッジホテル東京浅草の2軒を運営。東京有明の本格開業により、総客室数は計717室となった。

東京有明の客室は全306室。スタンダードからプレミアまで5つのグレードに分かれており、アクセシブルーム(手すりを配置した段差の少ない客室)も用意した。コネクティングルーム(2部屋を内ドアで繋げられる客室)も25セット設置している。

ファーイースト・ホスピタリティは、日本を成長戦略上重要な市場と捉えている。今回の新ホテルの開業は日本でのプレゼンス強化の一環となる。

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