はまぐり音頭で羽咋PR 文化観光、教則動画を公開

はまぐり音頭の文化観光動画

 羽咋市は地元の「はまぐり音頭」をモチーフとした文化観光動画を作った。市民に親しまれる民謡に乗せて千里浜海岸と国宝指定を目指す妙成寺をアピールする内容で、合わせて踊りの教則動画も公開し、若者世代への浸透を図る。

 文化観光動画は若い男女が千里浜や妙成寺を訪れ、はまぐり音頭を踊るストーリー。美しい景色と唄、踊りが楽しめる。教則動画は市芸能協会の会員が振り付けを実演解説する。いずれも市公式ユーチューブチャンネルで公開された。

 はまぐり音頭は「千里浜独自の民謡を作ろう」との声を受け、歌詞を公募するなどして1963(昭和38)年に制定された。夏の羽咋まつりでは千人を超す踊り流しが行われ、市民の踊りとして定着している。

 ただ、コロナ禍でまつりが3年間中止され、再開した昨年は踊り手を300人に絞ったこともあり、動画で改めて周知、PRすることにした。音頭の歴史をまとめた動画も作り、公開する予定となっている。

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