解体中の「横須賀プライム」で消防訓練 若手署員が鉄扉破壊、再開発組合が協力

解体中ビル内でエンジンカッターでシャッターを壊す訓練をする横須賀市消防局の署員(同局提供)

 横須賀市消防局は25日、京急線横須賀中央駅前の再開発事業に向け解体中のビルを使った消防活動訓練を実施した。ビル内の扉やシャッターをエンジンカッターで切るといった実践的な訓練で、若手消防署員らの経験を積ませるのが主な狙い。

 同駅前の商業ビル「横須賀プライム」は2月末に閉館し、4月から解体工事が行われている。同ビルを含む一帯は、2029年5月にホテルや共同住宅などが入る高層複合ビルに生まれ変わる予定だ。 

 同局警防課によると、市営住宅や民間建物の解体時にこうした訓練を随時行っており、今回も再開発組合の協力を得て実施した。  

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