【北九州記念】永島まなみ 師匠の管理馬トゥラヴェスーラで重賞獲る! 「すごい力のある馬に乗せてもらえる」

 トゥラヴェスーラとのコンビで北九州記念に挑む永島まなみ(撮影・石湯恒介)

 「北九州記念・G3」(30日、小倉)

 アリスヴェリテに騎乗したマーメイドSで、JRA所属の女性騎手として史上3人目となる重賞制覇を達成した永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康。今度は自厩舎のトゥラヴェスーラで北九州記念に挑む。「G1.3着とすごい力のある馬に乗せてもらえるので、結果を出したいです」と力を込める。

 1週前追い切りは栗東坂路で行われ、4F51秒7-36秒7-12秒2を記録。最後は一杯に追って力強い伸び脚を見せた。「先週の追い切りはラストまでしっかり走ることができました。9歳ですが、元気いっぱいです」と状態面に不安はない。

 初コンビを組んだ前走のシルクロードSが6着。馬群の外から追い込んだものの、外枠だった分、難しい競馬を強いられた。今回は小倉芝1200メートル戦。「舞台は問題ないので、ロスなく内を回って直線に向ければいいですね」。武器である一瞬の切れ味をどう生かすか-入念に実戦をシミュレーションする。

 競馬に対して真摯(しんし)に向き合い、どんな馬に騎乗しても全力で挑む姿勢は変わらない。ただ、普段からお世話になっている厩舎スタッフ、そして自分を信頼して任せてくれる師匠のためにも、今度は高橋康之厩舎の馬で重賞を勝ちたい。「どの馬でも頑張りたいですが、やはり自厩舎の馬なので頑張りたいですね」。そんな気持ちを抱きつつ、決戦の地へ向かう。

© 株式会社神戸新聞社