広島ゆるキャラ「ひろくま」のラッピングカー完成 広島空港直通バスで26日から運行

ひろくまや県の特産品のイラストをラッピングした車両

 広島県などは26日から、県観光連盟のゆるキャラ「ひろくま」をデザインした車両を、広島空港(同県三原市)と宮島口(同県廿日市市)などとを結んだ直通バス2路線で走らせる。25日、ラッピングカーが完成した。

 宮島口と結ぶ1日計9便、ジ・アウトレット広島(広島市佐伯区)経由でアルパーク(西区)と結ぶ1日6便で不定期に走らせる。黄色一色のワンボックスカー(定員9人)に、寝そべったり窓に激突していたりと表情豊かなひろくま22匹をデザイン。特産のもみじまんじゅうやカキ、お好み焼きのイラストも添えた。初便は26日午前10時10分に空港を発車し宮島口へ向かう。

 2路線は県や県観光連盟などでつくるプロジェクトチームが11月まで試験的に運行。利用状況などを検証した上で継続するかどうかを判断する。県空港振興課は「利用者の目印になればと目立つ車両にした。観光大使も務めるひろくまで、広島を訪れる人を歓迎したい」としている。

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